天気:曇り後晴れ 気温:16℃(8:13 デコ平駐車場)/22.5℃(15:51 ゴンドラ山頂駅)
所要時間:8時間10分(ヤナギラン群生地への寄り道、昼食、小休憩、花探索・撮影時間を含む)
総歩行距離:10.6km(同上)
標高差:約700m
当初24日に4人のグループでグランデコのパノラマゴンドラに乗ってデコ平湿原や百貫清水を見に行く計画でしたが、天気予報が悪くなり中止しました。
26日は何とか天気がもちそうなので、急遽出かけることにしました。日が変わって私達夫婦だけになりコースを登山に変更し、最終時間に乗り遅れるといけないゴンドラは止めて、デコ平駐車場まで車で登り、そこから登山をすることにしました。デコ平湿原を通り、西大巓(にしだいてん)1,981.8mに登り、西吾妻山方面に行けるだけ行って、時間で途中で折り返す計画です。西大巓から西吾妻山に至る尾根道は高山植物が多数見られそうなので、期待して出かけます。
<デコ平駐車場への道>
デコ平駐車場の位置・・・私の車のカーナビには地図データ、経路データ共に無し
マップコード:413 778 026
をカーナビにセット(カーナビの会社によって、マップコード使用出来ない物も有ります)
一番下の場所:をクリックして表示される地図に駐車場の位置を表示(グーグルの地図にも林道が記載されていませんが、航空写真を拡大すると林道や駐車場が見えます)
吾妻山(小野川)林道入口 |
車はグランデコスノーリゾートを目指し、ゴンドラ山麓駅が見えたらその手前右側の吾妻山(小野川)林道に入ります。
写真で見える入口辺りは普通の砂利道ですが、この後ゲレンデを抜ける部分がかなりの悪路で、気をつけないと車体下部をぶつける危険が大きい。車高20cmの私の車でも注意して走行路を考えながらゆっくり走りました。
ゲレンデ部分を抜けると普通の林道走行といった感じですが、対向車が来た場合は道幅が狭くすり替わり出来る場所を探してどちらかバックする事になりそうです。
林道案内図 |
左の写真「デコ平口P」まで6kmの林道です。その先も林道は続いていますが、チェーンで封鎖されていました。
林道は危険を感じる様な崖等有りませんでしたが、もちろんガードレールは有りませんのでゆっくり走りました。
デコ平口駐車場と簡易トイレ |
デコ平口駐車場に到着しました。
先客は1台、軽のジープが停車していたのみです。20台位は停められそうな広い場所です。
駐車場には真新しい簡易トイレが有りましたが、残念ながら水が切れており、流せませんでした。
<パノラマゴンドラ>
(今回はデコ平湿原を見たいのと、帰りの時間が間に合うか自信が無かったので利用しなかった)
パノラマゴンドラを利用すると時間が稼げますが、運航日が限られているのと、最終時刻が早いので要注意です。・・・パノラマゴンドラ インフォメーションHP参照→リンク
上記HPに割引券が有ります。
パノラマゴンドラ(山麓駅付近) |
本日の営業はHPによると8:30~になっていますが、8時前からもうゴンドラは動いていました。
<本日の行程>
(注意)裏磐梯観光協会のHP(→リンク)では、ゴンドラ山頂駅から西大巓を通り西吾妻山に至るコースは上級者向きとなっています。
今回歩いた経路(赤い線)です。
縮小しないでアップロードしていますので、ダウンロードすれば大きく見たり印刷できます。
観光用のイラスト地図では、デコ平湿原はゴンドラ山頂駅からすぐの様に見えますが、国土地理院の地図で見ると意外と離れています。
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。
また、ゲレンデを抜けた後、西大巓登山道からは左のグラフの様に直登ルートになりますので、きつい登りが休むことなく続きます。
デコ平駐車場 8:31出発・・・簡易トイレ有り
総合案内板 |
駐車場には左の様な総合案内板が有りますが、今回行くルートはスキー場までしか記載されていません。
静かで、看板に有る様に熊が出そうな雰囲気ですので、熊鈴に加えて携帯ラジオを鳴らしながら行きます。
デコ平口の登山道入口 |
総合案内板の左が登山道入口です。
沢沿いの歩きやすい道で、ミズバショウの葉とか見られました。
↓
デコ平湿原周回コース合流 8:44
↓南側ルート
観光用のコースで木道や標識が整備されて歩行に問題は有りませんが、木道の上を水が流れていたり、滑りやすいので注意が必要です。
デコ平湿原 |
木道脇にウメバチソウやエゾリンドウがたくさん見られました。リンドウは行きは時間が早かったので花が閉じていましたが、帰りには開いていました。
一部紅葉した木 |
ゴンドラ山頂駅方面へ(周回コースを離れる) 9:04(駐車場から33分)
ゴンドラ山頂駅案内板の時間は駐車場から35分
ここからデコ平湿原周回コースを離れ、ゴンドラ山頂駅に向います。
こちらも観光用のコースで問題有りません。
下の写真の様な見所が解説付で有ります。
360度雪の重みで回転したブナの木 |
熊の爪あと |
↓
ヤナギラン群生地見学 9:24~9:36(12分間)
ゴンドラ山頂駅直前に「ヤナギラン群生地」の看板が有り、つられて見に行く事にしました。
400m先ですが、ゲレンデを下るので、戻る登りがきついです。
ヤナギラン群生 |
見事な群生ですが、今日は時間が厳しいので入口付近で見てから引き返します。
↓
ゴンドラ山頂駅で休憩・・・9:37~9:48(駐車場から1:06/ヤナギラン見学を除くと54分、但し湿原での撮影含む) 案内板の時間は35分+40分=75分
ゴンドラ山頂駅とレストラン |
展望園地 |
レストランは利用しないですが、トイレの利用を係りの人に話すと、快くどうぞと言ってくれました。
ぶなの小路という散策路が有りますが、今回は時間が無いのでパスします。
グランデコふれあいの森案内板 792KB |
全体の案内図を撮影しました。
縮小しないで載せていますので、ダウンロードすれば大きいサイズで見たり印刷できます。
↓スキー場のゲレンデ内を歩きます
登山道に入る 10:24
登山道にお馴染みのマークが登場です。
ここからは登山の装備が必要です。
登山道は岩がゴロゴロ |
登山道は岩がゴロゴロしており、段差もけっこう多いので、岩の上で滑って転んだり段差を無理して膝を痛めない注意が必要です。
根っこにつまずかない様に |
木の根が出っ張っている所も多く、引っ掛かってつまづかない様に注意が必要です。
岩と木の根に油断できない道が延々と続きます。途中歩きやすい気を抜ける所が無く、また眺望もずっと有りません。
↓
西大巓山頂手前で昼食 12:30~12:46(16分間)
山頂での昼食が理想ですが、まだかなり有りそうなので、眺望が開けた所で登山道で昼食にします。休憩できる様な広場は無く、登山道の岩の上で昼食です。
ゴンドラの山麓駅と山頂駅の一部、小野川湖と磐梯山の一部が見えます。
↓
西大巓(にしだいてん) 1,981.8m 山頂 13:03
(山頂駅から2:59・・・昼食16分間除く) 案内板の時間は2:05
朽ちた三角点? |
山頂には看板等は無く、朽ちた三角点?らしき物が有るのみでした。
代わりにここで分岐する登山道の標識を撮影しました。(下の写真)
山頂からの眺め
山頂からの風景動画(西→南→東)97.1MB
連れが山頂下の急勾配でエンストしたので、後で見せようと急いで撮影しました。
電話してもつながりませんでしたが、メールは届いて、花がいろいろ見られる事を連絡すると、元気になって登ってきました。
↓
山頂で休憩、西吾妻小屋方面下り口散策
時間が有ればこちらに行ける所まで行って引き返す予定でしたが、遅くなってしまったので下り口辺りを少し散策して諦めることにしました。
この先、お花畑になりそうで、次回のお楽しみです。
↓
下山開始 13:29
↓
スキー場のゲレンデ内に入る 15:24
↓
ゴンドラ山頂駅で休憩 15:48~15:59(11分間) (山頂から2:19) 案内板の時間は1:35
ゴンドラ山頂駅22.5℃ |
ゴンドラ山頂駅には下りゴンドラ最終に間に合う時間に着きました。レストランでソフトクリームを食べるのを楽しみに急いで来たのですが、もう営業は終了していました。
レストランの扉は開いていたので、トイレは利用できました。
気温は22.5℃で爽やかです。
↓
デコ平湿原周回コース合流、北側ルートへ
↓
百貫清水方面分岐を駐車場方面へ 16:25
↓
デコ平湿原周回コースを離れる 16:28
↓
デコ平駐車場着 16:42(ゴンドラ山頂駅から43分、湿原での撮影は少ない) 案内板の時間は?
西大巓に登る登山道は、地図を見ると直登で勾配もきつく、予想通りでしたが無事駐車場に到着しました。西吾妻山方面には時間切れで行けませんでしたが、下り口を散策しただけで高山植物が見られたので期待が持てそうです。また来年、初夏に訪れたいと思います。
車での帰り道は途中の山の駅(産直のお店)でおみやげの桃とトマトを買って帰りましたが、閉店間際なのでいろいろおまけしてくれました。
帰りの高速では、磐越道は真っ暗で前を走る車もほとんど無く、道路脇の反射板も無くてセンターラインだけが頼りでした。対向車は多いのでライトを上向きにもできず緊張の連続でした。常磐道に入ると坂道が多くアクセルを踏み込まないとスピードが落ちてしまいます。登山の疲れが出てきて右足がつりそうになり、途中で休憩して何とか往復574キロのドライブも無事終了しました。
デコ平駐車場からデコ平湿原を経由して西大巓(にしだいてん)まで花巡り2/2(花編)に続く
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは管理者が承認するまで表示されません。