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2014年6月25日水曜日

筑波山で雷鳴を聞きながらの花巡り:カキラン、ツチアゲビ、バイカツツジ、ムヨウラン他

2014年6月25日(水)
天気:曇り 気温:21℃(9:05 筑波山神社駐車場にて)
所要時間:4時間52分(車移動と昼食、小休憩、花探索・撮影時間を含む)
総歩行距離:約7km(万歩計にて)

 雷雨注意報が出ていますが、梅雨の止み間に筑波山へ気になる花を見に行く事にしました。
 気温23℃の自宅をいつもの様に7:35に出発し、途中でSra.Mをピックアップして筑波山に向かいます。途中で見る筑波山は、上半分が雲の中です。

カーナビで筑波山に来られる方へ
 旧ユースホステル(深峰歩道)コースで、「ここは筑波山ですか?」という質問を2組の方から受けました。カーナビで筑波山をセットしたら、旧ユースホステル跡駐車場に着いて、登り始めたらすごい道になって、怖くなって引き返してきたそうです。確かにここは観光で登るルートではなく、せめて運動靴でないと登るのはきついです。ちなみに、カーナビで筑波山頂を行き先にセットしてみると、一番高い所まで車で登れるこの旧ユースホステル跡が目的地になります。
 この方には、ケーブルカーで登れる筑波山神社か、ロープウェイで登れるつつじヶ丘を御案内しました。

 筑波山全体の登山道コースマップ(茨城県の観光案内)へのリンク→こちら

 今回私たちが歩いたコースは貴重な植物が盗掘屋さんの餌食にならない様に、秘密にします。
サワガニ

雨が降った後で、沢からは激しい水音が聞こえてきます。

登山道にはサワガニも出てきていました。



















<訂正記事>
2016.06.07 花の名前を訂正 (誤)シロバナムシヨケギク(除虫菊) → (正)フランスギク


<イチヤクソウ>見頃
イチヤクソウ
イチヤクソウ




























 去年まで見られた所は、何度探しても一株も有りません。特徴の有る葉も全く見つかりません。
仕方がないので、これは別の場所で探して撮影しました。



<カキラン>見頃
カキラン
カキラン(拡大)




























<ツチアケビ>咲き始め
ツチアケビ
ツチアケビ(拡大)




























 下に花びらが落ちている物も有りましたが、毎日の様に登られている方によると、これからもっと花は開くそうです。


<バイカツツジ>咲き始め
バイカツツジ
バイカツツジ




















 何本も木は有りますが、まだ数輪しか咲いていませんでした。
今日は風が強くて枝が激しく揺れ、上を見上げての撮影には苦労しました。


<ムヨウラン>大半咲き終わり
ムヨウラン
ムヨウラン



ムヨウラン



















ムヨウラン

































ムヨウランは、大半が咲き終わっていました。何とか撮影に耐える花を探して撮影しました。


<その他見られた花>
アカショウマ



























オオチドメ(拡大)



オオチドメ























オオバジャノヒゲ
オオバノトンボソウ(蕾)























クサノオウ
オカトラノオ

クモキリソウ
クモキリソウ(拡大)





























コクラン(拡大)
コクラン





























コケリンドウ
サカキ





























テイカカズラ
















ツユクサ
シロバナムシヨケギク(除虫菊)
→フランスギク

















トウコマツナギ




























ネジバナ
ネジバナ(拡大)




























 我が家の芝生にも生えているネジバナですが、花を大きくして見ると蘭の仲間である事が分かります。

ネジバナ(白花)
ネジバナ(白花)拡大






























ノアザミ
ハンショウヅル(花後)




















ホタルブクロ
マルバマンネングサ





























ミゾホオズキ
ムラサキシキブ




























ヤマアジサイ
ヨウラクラン




























 ヨウラクランは、高いマルバクスの木の中ほどに着生しています。望遠レンズに付け替えないで撮影して拡大したので、この写真は鮮明ではありません。


ヨツバヒヨドリ(蕾)


















 今回は朝から雷鳴を聞きながらの登山となりました。雷が激しくなったら直ぐに車に戻れるように、目的の花を見たらすぐに折り返して車で次の登山道に向かうという変則的な登山にしました。  途中でポツポツ雨が降ってきましたが、幸運にも予定の花は全部雨具を使わなくて見ることが出来ました。帰り道の途中から雨は本降りになってきましたが、今日は大満足の一日でした。。


2014年6月16日月曜日

生物多様性センターの自然観察路・富士山科学研究所の生態観察園散策

三ツ峠山~御巣鷹山往復:6月の花巡りカモメラン、アツモリソウ他」からの続きです

 三ツ峠登山で少し時間が余ったので、富士スバルラインの料金所手前に有る環境省生物多様性センターの自然観察路を散策することにしました。
 ここは標高約1,000mで、富士山の溶岩の上に形成された自然を無料で手軽に観察することが出来ます。遊歩道が整備されていますので、気軽な服装で大丈夫ですが、今の時期虫よけは必須です。また、生物多様性センターの展示も無料で見学でき、生物多様性について易しく学べるようになっていますが、今回は時間が無いのでパスしました。
 すぐ隣でつながっている山梨県富士山科学研究所の生態観察園の一部も散策しました。

 各施設の案内は以下のリンクに有ります。

①環境省生物多様性センター・・・リンク
 案内地図・・・リンク

②山梨県富士山科学研究所(旧山梨県環境科学研究所)・・・リンク
 富士山五合目お中道の植物観察会も有りますが、残念ながら山梨県の人限定でした。

 三ツ峠登山口の駐車場から環境省生物多様性センターまでは車で19km、所要時間実績は57分でした。 三ツ峠の駐車場を出発する頃から雨が降り始めましたが、生物多様性センターに近づくと雨は降っていませんでした。

<環境省生物多様性センターの自然観察路>








































 一番下に熊出没注意の看板が有ります。私達以外は誰も居ませんが、熊鈴は車のリュックに置いたままでした。



<山梨県富士山科学研究所>



<富士山科学研究所の生態観察園>




























 閉園時間が近いので、②までの往復のみとして、駐車場へ戻ることにしました。


<自然観察路と生態観察園の一部で見られた花>
イチヤクソウ(蕾)
ウラジロハナヒリノキ























ガマズミ
ジンバイソウ(葉)?











 以前訪れた時にジンバイソウが咲いていた所である事と、葉の特徴から、ジンバイソウではないかと思います。





スノキ
ツクバネウツギ























ツマトリソウ
ツリバナ











←駐車場の辺りがツマトリソウの群生で見事
です。






ヒトツボクロ
ヒトツボクロ


ヒトツボクロ






















ヒトツボクロは左上の写真の様に目立たない小さな花です。花では見つけ難いので、真ん中に線の入った特徴ある葉を捜すと分かり易いです。

薄暗い所に咲いており、撮影の難しい花です。この撮影の為に車にマクロリングライトを取りに戻りました。















フジイバラ
マイヅルソウ























メギ(蕾)
ヤブウツギ























ヤマウルシ(花を拡大)
ヤマウルシ
























 以上です。最後までご覧戴きありがとうございました。自然観察路は季節が異なると、また違った花が見られます。

 この後は、近くのお土産屋さんに寄ってから、ほうとう不動で夕食をと思って行って見ましたが、残念ながら売り切れで閉店でした。平日4時以降は電話で閉店時間の確認をする様にHPに書かれていました。仕方が無いので、高速のサービスエリアで食べて帰りました。