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2014年8月24日日曜日

湯袋峠から筑波山へ秋の花を探して:オオヒナノウスツボ、コバノカモメヅル、ツルリンドウ、ミヤマウズラ他

2014年8月24日(日)
天気:薄曇り 気温:24℃(8:33 湯袋峠駐車スペースにて)/27℃(14:55 同左)
所要時間:5時間54分
総歩行距離:約6km(万歩計)

 今日は久しぶりに湯袋峠から関東ふれあいの道を筑波高原キャンプ場まで行って、時間が有れば足慣らしの為にキャンプ場コースを女体山の山頂まで行くことにします。帰りは暫く通っていない湯袋尾根コースで戻り、コースの様子を調べることにします。

<本日の行程>
湯袋峠駐車スペース・・・県道150号沿いに1~3台が数ヶ所有り。近くにトイレは有りません。
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関東ふれあいの道(国土地理院の地図に有る登山道)
関東ふれあいの道(湯袋沢すじコース)入口
藪状態の所
















 県道150号から筑波高原キャンプ場に至る関東ふれあいの道(沢すじコース)です。

 木の橋を渡ると直ぐに藪状態ですが、短い区間です。後はまともな道になります。直ぐに二手に分かれる所が有りますが、左の沢側を進みます。右の山側は迷い道です。標識が整備されています。

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桜川市筑波高原キャンプ場・・・昼食。自販機無し、水洗トイレ有り
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キャンプ場を散策
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湯袋尾根コース(国土地理院の地図に有る登山道)・・・危険が伴うコースです。下記参照
崖を下りた後の入口

(注意)こちらも国土地理院の地図にも記載されている登山道ですが、こちらは途中に案内板等一切有りません

 また、登山道が荒れていて本格的な藪こぎの所がかなり有ります道が分かり難い所が何ヶ所も有ります。左の写真はまだ序の口で、背より高い笹をかき分け進む所が有ります。

 1ヶ所崖を下りる所が有ります。以前はハシゴやロープが有りましたが、今回は何も有りませんでした。補助なしで下りるしかありません。ロープを持っていけば良かった。

 途中で、姿は見えないが、かなり大きな動物がこちらを威嚇する声が近くでしました。襲ってくるかと思いましたが無事通り過ぎました。

 このコースは以前も荒れていましたが、一段とひどくなりました。






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湯袋峠散策
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湯袋峠駐車スペースに戻り



<注目した花>
オオヒナノウスツボ
オオヒナノウスツボ




























 筑波山の山頂近くに有ったオオヒナノウスツボは草刈りできれいに全部刈られてしまい、今年は見られなくなってしまいました。仕方が無いので、もう1ヶ所の方を見に行きました。


コバノカモメヅル
コバノカモメヅル




























 コバノカモメヅルは今回妻が見つけて初めて撮影することが出来ました。


ツルリンドウ(白)
ツルリンドウ(
















 筑波山ではほとんど白のツルリンドウですが、今回紫が一部入ったのを見ることができました。

 ツルリンドウはまだ咲いていないと思っていましたが、一部咲き始めていました。

 この花は昼間日が照っていないと開かないので要注意です。




ミヤマウズラ
ミヤマウズラ(拡大)




























 ミヤマウズラが咲き始めました。花を大きくして見ると、表情豊かなミニチュアダックスフンドを思い出してしまいます。



<その他出会えた花>アイウエオ順ですが、比較の為に並べているのが一部有ります

アカネ
アキカラマツ(咲き始め)
























イケマ
イヌトウバナ
























エゴノキ(実)




















オオバノトンボソウ(実)
トンボソウ





























オクモミジハグマ(咲き始め)
オトギリソウ
























オニドコロ
カノツメソウ

























ガンクビソウ
ヤブタバコ(蕾)




























キクイモ
キツネノボタン




























キツリフネ
キンミズヒキ
























クズ
クサコアカソ





























ゲンノショウコ





























シロヨメナ
ユウガギク





























センニンソウ
ボタンヅル





























タマアジサイ
ダイコンソウ




























チャノキ(実)
ツクバネ(実)
























ツユクサ
ツルニガクサ































ナガバノコウヤボウキ
ヌスビトハギ





























ノササゲ
ノダケ





























ノブキ
ハキダメギク



























ヒヨドリバナ



バイカツツジ(実)



ヘクソカズラ
マツカゼソウ






























ママコノシリヌグイ(拡大)
ママコノシリヌグイ

















 葉っぱの形が特徴的です。ひどい名前ですが、花を大きくして見ると淡いピンクのきれいな花です。




マルバハギ
マルバノホロシ









ミズタマソウ
ミズタマソウ(拡大)





























ミズヒキ
ミゾホウズキ





























ミツバアケビ(実)
ムカゴイラクサ





























メヤブマオ
ヤブガラシ(ビンボウカズラ)
















 ヤブガラシはまたの名をビンボウカズラとも言うそうで、ビンボーしていると、我が家の庭にもすぐにはびこってきます。






ヤボコウジ(実)
ヤブラン





























ヤマノイモ






















 今日はまだ秋には早くあまり花は無いかと思っていましたが、思った以上に花数が有り女体山の山頂まで行くつもりが途中で諦めて、余った時間を散策にあてる事にしました。
 撮影した花の種類も増えてきて、今年はもう新規は無いだろうと思っていたら、初物のコバノカモメヅルを偶然見つけることができました。新規の花は仲間から教えて戴くのも有りますが、偶然見つかったのも結構有ります。色々な時期に場所を変えて歩いてみるしか無いようです。

 今回、以前からお会いしたかったご夫婦にお会いできて、暫し楽しく歓談することができました。

 湯袋峠を散策していると、貴重な植物が生育している辺りに大量の不法投棄が有りました。これらから化学物質が漏れ出して、付近の貴重な植物やホタル、魚達が死んでしまうといけないので、桜川の市役所に連絡しました。国定公園なので本来は県の環境政策課が窓口だそうですが、今回桜川市で対応して戴けるということで、雨の中直ぐに現場確認に行って下さいました。

 久しぶりに湯袋峠に来たので、今日は岩清水を汲んでこれでコーヒーを入れることにします。また途中の農産物直売所で新鮮な果物と野菜を買って帰りました。

 長くなりましたが、最後までご覧戴きありがとうございました。