ページ

2015年3月31日火曜日

筑波山:アズマイチゲ、キクザキイチゲ、カタクリ、ニリンソウ他

2015年3月31日(火)
天気:快晴 気温:11℃(8:34 筑波高原キャンプ場)/15℃(11:25 女体山ロープウェイ駅)
            18℃(15:45 筑波高原キャンプ場)
所要時間:6時間51分(昼食、小休憩、花探索・撮影時間を含む)
総歩行距離:9.3km

 暫く天気の悪い日が続くとの予報なので、天候が崩れる前にそろそろ咲いた春の花を観察に出かける事にしました。


<お知らせ>
①筑波高原キャンプ場の水洗トイレ故障中
筑波高原キャンプ場の水洗トイレが故障中

 キャンプ場の駐車場脇の水洗トイレが通常4月初旬には使える様になりますが、今回は故障で業者を手配し修理しないと使えないそうです。














②暖かくなって出てきました
青大将

 妻がこのスミレは何かな?と近寄って行くと、足元でシュルシュルというあの独特の音が・・・もうちょっとで踏みつけるところでした。
 この辺りの気温は18℃で、これ位暖かくなると出てくる様です。

 それから、ブヨも出てきました。今回虫よけは付けなかったのですが、撮影中に指を3ヶ所刺されてしまいました。直ったと思ったらまた腫れて痒くなりなかなか直りません。私はアブは10分位で直ってしまい全く平気ですが、ブヨには弱い体質の様です。これから気をつけよう。












<アズマイチゲとキクザキイチゲ>
アズマイチゲ
キクザキイチゲ(白)
















 アズマイチゲとキクザキイチゲ(白)は似ていますが、葉っぱの形が異なります。また、キクザキイチゲは花の色が青みを帯びているのから赤みを帯びているのまで様々です。




キクザキイチゲ
キクザキイチゲ





























<カタクリ>
カタクリ
「カタクリの里」の様子
御幸ヶ原の「カタクリの里」では咲き始めていますが、まだまばらな状態で、見学する人も少なかったです。


カタクリ三兄弟
薄いピンク色のカタクリ


















 遠目で白いカタクリに見えたのですが、近寄ってみると薄いピンク色でした。→



カタクリの蕾(初期)
カタクリの蕾




























  カタクリの花芽は、最初左写真の左側の様に上を向いて出てきます。そして右側の様に横を向いて、その後右写真の様に下を向いてきます。



<ニリンソウ>
ニリンソウ
ニリンソウ





























<スミレ類>
アオイスミレ

 この向こう側に長~いのが居て目が合いそうな距離だったので、正面しか撮影出来ませんでした。
















タチツボスミレ
タチツボスミレ





























ナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン





























ヒナスミレ
ヒナスミレ




























マルバスミレ
マルバスミレ





























<その他出会えた花>
エンレイソウ
カンスゲ




























キブシ
セントウソウ




























ツルアリドウシ(実)
ツルネコノメソウ





























トウゴクサバノオ
ハルトラノオ




























ヒナワチガイソウ
ミヤマカタバミ





























ユキザサ(蕾)
ユリワサビ





























 いよいよ春の花が咲き始めてきました。この時期は1週間もするとずいぶん雰囲気が変わるので油断がなりませんし、コースにより花の種類も異なるのでコース選びが悩ましいところです。

 また、合成香料アレルギーの私は、最近の香りの強い柔軟剤の人と会うのを避けなければならないので、それでもコースの選定に悩みます。柔軟剤(最近は洗剤も)の強い香り成分は気道を刺激したり、麻酔作用や中枢神経毒の物も有り、ひどいと数日寝込んでしまいます。また、空気中で酸化されると発ガン成分に変化する物質も含まれ、これらの害はタバコの受動喫煙の比ではありません。
 具体的な成分の毒性については触れられていませんが、国民生活センターのテストでそれらの成分が検出されています。→リンク



  

2015年3月24日火曜日

宝篋山(ほうきょうさん)早春の花と筑波連峰峠道散策

2015年3月24日(火)
天気:快晴、風強し 気温:7℃(8:17 小田休憩所)/5℃(11:27 宝篋山頂)
                12℃(13:54 小田休憩所)
所要時間:6時間55分(車移動含む)
総歩行距離:8km

 今日は天気も良さそうなので、そろそろ春の花が咲き始める宝篋山(ほうきょうさん、別名:小田山)に登ることにしました。コースは極楽寺コースを登り、小田城コースを下ることにします。
 宝篋山は案内標識に番号が付いており、案内地図の番号で自分の位置が分かるので、初心者でも安心して登る事ができます。

つくば市の宝篋山登山コース案内へのリンク・・・こちら
宝篋山トレッキングマップ(つくば市)へのリンク・・・こちら

 また、その後車で移動して筑波連峰の峠道を散策することにします。2個所回るので朝早く自宅をいつもより早く7時に出発します。天気は快晴ですが、自宅の気温7℃で着る物に悩む季節です。


<本日の行程>
宝篋山小田休憩所に駐車・・・飲料自販機、トイレ、案内図等有り
駐車場から宝篋山を望む




















 ↓
極楽寺コース
東京スカイツリー
富士山




























 途中で東京スカイツリーと富士山がこの時期にしては珍しく見えましたが、山頂に着いた時はもやで一部しか見えませんでした。

 ↓
山頂直前の広場にバイオトイレと仮設トイレ有り(但しバイオトイレは故障中で仮設トイレも
                               あふれそうな状態でした。)
                               
 ↓
宝篋山頂 標高461m・・・昼食、休憩
山頂の鳥居と宝篋印塔

山頂付近には芝の種が蒔かれていた
















宝篋山の山頂から筑波山を望む




 宝篋山は手入れが行き届き、ずいぶん整備されていますが、反面貴重な植物が失われてきています。

 以前は山頂付近でオオバギボウシやヒメヤブラン、ササバギンランが多数見られましたが、今はもう見られません。おまけに芝がはびこったら、どうなることでしょうか。







 山頂の寒暖計は5℃で風が冷たく寒かった。



















 ↓
小田城コースを下る
野仏
大師堂























 ↓
宝篋山小田休憩所
-----------------------
 ↓車移動
筑波連峰峠道散策
 ↓
帰宅


<宝篋山で見られたスミレ>
アオイスミレ






















アカフタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ

























エイザンスミレ



















コスミレ?
コスミレ?























タチツボスミレ




























ナガバノスミレサイシン




























ニオイタチツボスミレ




























マルバタチツボスミレ
マルバタチツボスミレ





























<宝篋山で見られたスミレ以外の花>
ウグイスカグラ
オオイヌノフグリ(左)とフラサバソウ(右)




























オドリコソウ(蕾)
カタバミ




























カンスゲ
カントウタンポポ




























キュウリグサ
クサイチゴ




























コクラン(実)
コハコベ


























太郎こぶし(蕾)
こぶしの森



















 極楽寺コース途中の太郎こぶしはまだ蕾の状態でしたが、こぶしの森等では咲き始めている木が有りました。



こぶし



















シュンラン
ジロボウエンゴサク




























セントウソウ
タネツケバナ



























ニリンソウの葉
ニリンソウ

トリカブトの葉(比較用)



























 ニリンソウの花はまだ蕾でしたが、日当たりの良い所で開いているをやっと見つけました。

 ニリンソウの葉と間違えてトリカブトの葉を食べて中毒になった事件が昨年ありましたが、こうして並べて見ると違いが分かります。




ネコノメソウ
ノボロギク




























ヒメオドリコソウ
ヒサカキ(雄花)




























  風で揺れるヒサカキの小さな花を雄雌が分かる様に撮るのは難しいですが、シャッタースピード優先の1/1000秒にして撮影できました。

ホトケノザ
フラサバソウ




























 フラサバソウは写真で見るとオオイヌノフグリに似ていますが、毛だらけで花の大きさもオオイヌノフグリよりずいぶん小さくてハコベ位です。(上のオオイヌノフグリの所に比較写真有り)


マルバコンロンソウ
ヤブツバキ






























<筑波連峰の峠道で見られた花>
キッコウハグマ(花後)


 こんな所にもキッコウハグマが・・・環境が似ているので有るかな?と思って見ていたらやはり有りました。























コセリバオウレン(両性花)
コセリバオウレン(雄花)



























ネコノメソウ

ツルリンドウ(実)




























ハナネコノメ
ハナネコノメ


















 ここのハナネコノメは花が大きく、一面の群生です。










ムカゴネコノメソウ
マルバコンロンソウ




























 今日はまだ時期が早いので春の花はまだそんなに無いだろうと思って出かけましたが、色々なすみれが咲いていて充実した一日でした。今度は筑波山の様子を見に行きたくなりました。