今日は新しいデジカメ(35mmフルサイズ一眼レフ、レンズ100mm固定焦点マクロ)のテストです。
花の撮影がメインなので、コンパクトデジカメでは絞り優先でシャッタースピードを早くして手振れを避けています。このため絞り開放(私のカメラはF3.4で妻のはF2.0)にセットしてあります。
一方、今回テストする35mmフルサイズ一眼レフではレンズ径が大きい為に、絞り開放だと焦点を合わせた花はきれいですが、被写界深度(焦点が合っているとみなされる範囲)が浅すぎて葉っぱの形状等が良く分かりません。花を際立たせたい時には、F値を下げて(絞りを開いて)背景をぼかし、全体をはっきり写したい時にはF値を大きく(絞りを小さくして)する必要が有ります。
このところ天気が悪くて、新しいカメラ(35ミリ一眼レフ)の外での花撮影テストが出来なかった。今朝は朝食のサラダが早く出来たので、それを被写体にして絞りを変えながら撮影してみました。
焦点はオートの中央一点プリフォーカスで、一番手前のきゅうり中央に合わせています。絞り優先AVモードで絞りを変えながら撮影しています。ISO感度はオートで、シャッタースピードもカメラにお任せです。照明はナチュラル色の蛍光灯で、ホワイトバランスはオートです。
以下の画像はVGAサイズに縮小しています。
F2.8 1/80 ISO250 |
絞り開放のF2.8では後ろのトマトが完全にボケています。
F4.0 1/100 ISO640 |
F5.6 1/100 ISO1,250 |
F8.0 1/80 ISO2,000 |
F13 1/80 ISO5,000 |
F22 1/60 ISO12,800 |
F32 1/30 ISO12,800 |
F4.0では少しトマトがはっきりしてきましたが、まだボケています。
F8.0あたりになると、トマトもだいぶはっきりしてきます。ISO感度も2,000まで上がりますが、元画像で拡大して見てもノイズは気になりません。
F13ではISO感度が5,000で元画像を拡大した時に気にならないわずかなノイズが見られます。
F22ではISO感度が12,800となり、元の画像を拡大して見ると、ノイズが目立ち始めています。
F32ではシャッタースピードが1/30と遅くなっていますが、手振れ補正をONにしているので、手持ち撮影でもブレは感じられません。
しかし、ISO感度が12,800まで上がり、元の画像で拡大するとノイズが目立ち始めています。
今回の結果を見ると、花だけを際立たせるには絞り開放のF2.8~F4.0、葉っぱの模様まで分かる様にするにはF8位まで絞る必要が有りそうです。また、暗い所で接近して撮影する事の多い小さなハクウンランやヒトツボクロといった蘭はノイズにも注意が必要な様です。
Fin
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