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2012年10月5日金曜日

筑波山:アケボノソウ、ダイモンジソウ他秋の花

2012年10月5日(金)
天気:晴れ時々曇り 気温:17℃(7:58 キャンプ場の駐車場)/20℃(16:02 同左)
総歩行距離:13.4km(GPS記録による。谷で不安定部あるため、プラス誤差有り)
所要時間:8時間12分(昼食、小休憩、花探索と撮影時間他を含む)

 久しぶりにSr.Mを誘って二人で秋の花巡りに出かける事にしました。筑波高原キャンプ場に駐車して、東筑波ハイキングコースからおたつ石コース、自然研究路南側を回って男の川コースで下山する計画です。なお、男の川コースは昔の登山道で地図に記載が無く、途中に標識等も全く有りません。沢の中を歩いたりして道が分かり難いので初めての方は経験者と一緒でないと危険です。

 久々の安定した天気でしたが、台風が二つも通り過ぎた後で、林道や登山道に木が倒れて塞いでないか心配でした。つくし湖からキャンプ場までの林道は枝が垂れ下がったりしていましたが、注意して通行すれば大丈夫でした。車高の高いワンボックスでは屋根が引っかかる恐れがあります。
登山道も落ちた枝に足を引っ掛けない様に注意する程度で問題有りませんでした。

 東筑波ハイキングコースでは、久しぶりにお会いした先輩に探していた花の位置を教えて戴き助かりました。おたつ石コースでは、我々は登山の基本を守ってゆっくり登っていると、元気の良いグループが息を切らしながら追い抜いて行きました。しかし登り始めて15分位の所で追い付くと、そのグループの中の60代の男性が意識が朦朧として倒れて家族に介抱されていました。救急車が山では来てくれないと思っていた様で、見かねて同行のMさんが救急車を呼びました。筑波山は簡単に登れますが、準備運動や歩き方といった登山の基本を守らないと危険です。介抱する人が居るので、我々は救急車のサイレンを聞きながら先へ進みましたが、帰りのサイレンが聞こえなかったので、その後が気がかりです。
 自然研究路では、つくば環境フォーラムによるガイドツアーが行われていました。分からなかった花の名前を尋ねたら、ご一緒にどうぞという事で、帰りの時間が心配でしたが折り返しの富士見岩までご一緒させて戴きました。ツアーの方から質問が出た花の名前が分からなかったので、テンニンソウである事をお教えしました。

<不適切な草刈による観光用登山道脇の植物絶滅について>
 このところ登山道脇や御幸ヶ原の草刈が盛んに行われており、観光用登山道脇の珍しい貴重な植物が刈り取られてしまって見られなくなっています。適切な時期での草刈が必要です。


2011.10.19撮影の元気だった頃のフクオウソウ
せきれい石付近で撮影。昨年は2個所できれいに咲いていたが今年は株が全く見られない。私の知っている東筑波の群生も刈られたが、かろうじて一株残っている。












2011.08.15撮影のナミキソウ
昨年は山野草の小路に数株有った。最近まで草ぼうぼうだったのが、最近丸坊主状態で見られない。


















2011.05.26撮影のヤマオダマキ
昨年は山野草の小路に一株だけ有ったのが、きれいさっぱり雑草と一緒に刈られてしまったみたいです。



















<本日の行程>
筑波高原キャンプ場 7:50出発
  ↓東筑波ハイキングコース
つつじヶ丘 10:55
  ↓おたつ石コース(途中で救急車手配、昼食を含む)
女体山頂 13:06
  ↓
御幸ヶ原 13:35(自然研究路入口)
  ↓自然研究路での途中からガイドツアーを含む
薬王院コース分岐 14:47
  ↓男の川コース
林道 15:31
  ↓
筑波高原キャンプ場 16:02着


<出会えた花々> アイウエオ順
アキノキリンソウ




















アケボノソウ                        アケボノソウ(アップ)













見頃になってきました。去年群生していた所が刈られてしまいましたが、生き残ったのが咲いています。





アズマレイジンソウ                           イヌタデ



















イヌトウバナ                                   イヌホオズキ















ウスゲタマブキ                      ウアノアシガタ




















ウマノミツバ                                  オオバコ















オオヒナノウスツボ                          オオヒナノウスツボ(アップ)



















オクモミジハグマ                           オクモミジハグマ(アップ)



















オトコエシ                          オトコエシ(アップ)




















カシワバハグマ                             ガンクビソウ




















キツリフネ                                    キヌタソウ









キヌタソウの花は非常に小さくて風で揺れて撮影するのが大変です。夏の花とされていますが、まだ自然研究路で咲いています。




キバナアキギリ                              キンミズヒキ




















クルバマナ                               ゲンノショウコ




















コウヤボウキ(蕾)                            コチヂミザサ


















コウヤボウキの花がもうすぐ咲き始めそうです。


コメナモミ
















サラシナショウマ                     シロヨメナ





















センブリ(蕾)
センブリの蕾がだいぶ膨らんできました。




















ダイコンソウ                         ダイモンジソウ















ダイモンジソウの花が今は盛りと岩に咲いています。


タカトウダイ                                   チカラシバ
















ツクバトリカブト                             ツクバネ(実)




















ツクバヒゴタイ                       ツリガネニンジン




















ツリフネソウ                            ツルリンドウ




















テンニンソウ                               トネアザミ





















ナギナタコウジュ
















ノコンギク                                 ノダケ




















ノハラアザミ                        ノブキ




















ハキダメギク                        ヒメジソ















フクオウソウ(蕾)                            フクオウソウ(蕾のアップ)


















昨年はセキレイ石近くでも数株見られたのが、今年は草と一緒に刈られてしまい、全く見られません。上の写真は別の場所で撮影したものですが、こちらも大半が刈られてしまいましたが、刈られずに残った一番奥の一株だけがもうすぐ開花しそうです。


マツカゼソウ                        ミゾソバ




















ミヤマシキミ(実)                                ミヤマタニソバ















ミヤマフユイチゴ                             モミジガサ




















ヤブタバコ                                ヤマハッカ




















ユキザサ(実)                                                                               ワレモコウ




















以上、最後までご覧戴きありがとうございました。
これから秋が深まると、センブリ・フクオウソウ、そしてキッコウハグマの季節となります。

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