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2015年5月28日木曜日

中山(金塚山)855.8mと中山風穴:オオタカネバラ、キバナイカリソウ、ベニバナイチヤクソウ他

2015年5月28日(木)
天気:晴れ後薄曇り 気温:19℃(9:02 いこいの広場駐車場にて)/23℃(16:00 同左)
所要時間:6時間24分(昼食、小休憩、撮影、第一を除く風穴散策を含む)
総歩行距離:9.1km(同上)

 妻がオオタカネバラが見たいと言うので、福島県南会津郡下郷町弥五島の中山風穴を見に行くことにしました。中山風穴は図書館で借りた南会津の花を紹介する本で知りました。

 気温18℃で曇りの自宅をSra.Yと共に早朝5時に出発し、一般道で南会津に向かいました。途中で雨が降り出し、気温も13℃になり山頂は一桁の気温で防寒具が必要では?との懸念もありました。途中朝の渋滞が予想される所はNAVIを無視して裏道に入り、全く渋滞に会わずに予定時刻に中山風穴公園駐車場に到着しました。現地は晴れており、汗をかきながらの登山になりました。


<中山(金塚山)と中山風穴について>
駐車場:いこいの広場を利用・・・水洗トイレ、手洗(飲めない)有り。この先トイレ・水場無し
     マップコード:433 438 023 田島側から行く時は、国道121号で塔のへつりを過ぎて
                      間もなく左側に入口が有ります。
参考にしたHP(福島の山々):http://yamayama.jp/naka/naka.htm
           (中山風穴):http://www.aizu-concierge.com/map/spot/10736/

注意事項:
 北登山口からのルートは、危険な箇所は有りませんが、踏み跡が消えている所が有り登山道を見失う危険が有ります。途中で道が分からなくなりGPSと方位磁石で確認しました。
 また、草薮状態の所が2個所有り、腰あたりまでの藪こぎ覚悟が必要です。
 南側(風穴側)は観光地として整備されており問題有りません。

中山風穴の解説:現地で撮影した解説板です























<本日の行程>
GPS軌跡































GPSの誤差で多少の位置ずれが有ります。
この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです。

いこいの広場駐車場 9:22
 ↓車で通り過ぎた神社の手前まで歩いて戻ります
北コース登山口(北コース標識) 10:02←写真を撮影しながらで足も遅いので参考時刻です
中山登山道入口
草むら
















 中山登山道に入ると、いきなりマムシの出そうな草むらです。先導役を仰せつかり、踏み跡を探して進みます。

 後でズボンがシャク(セリ科シャク属)の花粉で真っ白になっていました。ブヨが居て、虫よけ必携です。





10:27

11:05


















 途中のまともな標識は2個所有ります。あとは朽ちた標識が途中にころがっていました。





 ↓
南コース合流
11:41

 湯野上温泉の方から登ってきました。南コースとの合流地点です。

















 ↓
無線中継局 11:44

山頂近くの電波塔です。

スリーブアンテナ、垂直偏波のVHFとUHF帯の八木アンテナ等が見えますが、何の中継局でしょうか?看板を見るのを忘れました。















 ↓
中山(金塚山)855.8m 山頂 11:49
中山(金塚山)855.8m
三角点
















 山頂は日陰が無いので、少し下がった所で遠くの山々や麓の風景を見ながら昼食にします。






 ↓
南コース合流・・・付近で昼食
 ↓
中山中継所(建設省大川ダム管理支所) 12:35

100mmマクロレンズのまま撮影したので一部しか写りません。名盤に「中山中継所 建設省大川ダム管理支所」とあります。






















 ↓
第6風穴~第2風穴までを逆回り
 ↓
石柱の丘で休憩 15:23~15:35
 ↓
いこいの広場駐車場に戻る 15:47
 ↓
帰路


<オオタカネバラ>


















 だいぶ盛りを過ぎた花が目立っています。今年は例年より咲くのが早い様です。







<キバナイカリソウ>


大半は散っており、やっと見つけた花です。






















<ベニバナイチヤクソウ>


 まだ蕾が多く、これから見頃です。

 富士山五合目(標高約2,500m)で見られる花がこんなに低い所で見られるとは驚きです。












<スミレ類>
サクラスミレ

大きな花のスミレです。


























サクラスミレ
サクラスミレ





























エゾノタチツボスミレ




























エゾノタチツボスミレ
エゾノタチツボスミレ




























タチツボスミレ
タチツボスミレ





























<その他出会えた花々>アイウエオ順

アイヅシモツケ
アヤメ




























イチヤクソウ(蕾)
ウマノアシガタ




























ウメガサソウ(蕾)
ウリノキ(蕾)




























ウルシ
オオジシバリ


←妻は触ってしまったそうですが、大丈夫でした。




















オオマルバコンロンソウ


環境省:絶滅危惧ⅠB類に指定されている貴重な花でした。






















オオヤマフスマ
オオヤマフスマ(拡大)




























オドリコソウ
カタバミ




























カキドオシ
カキドオシ(白花)




























ギンリョウソウ
クサノオウ




























クマイチゴ
クルマバソウ




























コンロンソウ
サイハイラン(蕾)



























ササバギンラン
ササバギンラン(拡大)




























ジエビネ
ジエビネ(拡大)



























ジエビネ
ジエビネ(拡大)





























シャク

 最初はオヤブジラミかと思っていましたが、妻が図鑑で調べてセリ科シャク属のシャクという花でした。



シャクの花拡大






















タチシオデ
タニウツギ




























チゴユリ
ツルキンバイ




























ニガナ
ハナイカダ



ハルジオン
ハンゲショウ(葉)




























フキ
フタリシズカ























フデリンドウ
ベニバナノツクバネウツギ




























ホタルカズラ
マサキ























マムシグサ
ミツバツチグリ




























ミヤマキケマン
ムラサキケマン




























ミヤマナルコユリ
ミヤマハタザオ



























ヤブデマリ


















ヤマハタザオ
ヤマハタザオ(拡大)




























ヤマブキ
ラショウモンカズラ




























レンゲツツジ




























 中山は初めてでしたが、事前に地図を準備して地形を調べて行ったので、順調に回ることができました。登山口に着くといきなり藪でこの先どうなるかと思いましたが、準備のおかげで道迷いもなく登れました。

 ただ、思った以上に花が有り、撮影に時間が掛かり、塔のへつりに寄る時間が無くなってしまいまいした。北ルートでは誰にも会うことが無く、私には理想的なコースでした。

2 件のコメント:

  1. 中山(金塚山)登山頂きありがとうございます。
    北口コースの整備が行き届かなく、申し訳ありません。登山道を整備している渡邉と申します。
    今年(2017年)はしっかりと草刈りと倒木の伐採等をやりました、山頂の伐採も行いだいぶ視界もひろくなりました。是非、中山(金塚山)を登山しに来て下さい。

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    1. コメント有難うございます。自然の花々が残されている貴重な場所で、またぜひ訪れてみたいと思います。ここ茨城県南部からは遠いので、次回は温泉に泊まってゆっくり近くの観光も楽しみたいですね。

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