ページ

2024年10月20日日曜日

湯袋峠から上曽峠、弁天山:咲き始めのセンブリと終盤のアケボノソウとジャコウソウ、ツルリンドウ

 2024年10月20日(日)

天気:晴れ 気温:11℃(8:23 湯袋峠にて)/14℃(14:32 同左)

所要時間:5時間58分(道探し、昼食、休憩、撮影時間を含む)

総歩行距離:9.2km

 都合で日曜日に登山に出掛けることになり、休日でも人に会う事の少ない裏筑波の峠を散策する事にしました。なるべく人を避けるコースを選び、初めての所は道を探すハプニングも有りましたが、予定のコースを歩くことが出来ました。

 しかし、人が通らないという事は、蜘蛛の巣や引っ付き虫との戦いになりました。それでもおかげで気分が悪くなる事も無く、新鮮な空気をいっぱいに吸う事が出来ました。


湯袋峠のお地蔵さん
 いわれが不明のお地蔵さんですが、良く手入れされています。

 以下と関係が有るのでしょうか?

 湯袋峠は弓袋山の対陣の場で、桜川市と石岡市の境界にあり筑波山北部に位置します。かつては弓袋山といいましたが、温泉が出たため湯袋と名がつきました。937年、子飼の渡しの合戦で妻子を奪われ怒りに満ちた将門は、大軍を率いて良兼の本拠地羽織の宿を攻め入り、焼き払いました。しかし良兼軍は湯袋峠に逃げ込み、将門はむなしく兵を引き上げました。(茨城VRツアーより)


名前不明のキノコ


 面白い形のキノコが一面に生えていました。








伐採中










大量の不法投棄

 業者による
大量の不法投棄ですが、時を経て強い悪臭が発生していました。








弁天山 414.1m


 弁天山に着きました。ここからは下りであと少し頑張れば駐車場です。







<センブリ>・・・咲き始め

センブリ(蕾)


 だいぶ蕾が膨らんでいますが、咲いているのはなかなか見つかりません。












センブリ


 やっと一輪だけ咲いているのが見つかりました。













<アケボノソウ>・・・終盤

アケボノソウの大株


 ほとんど花は散っていましたが、こんな大きな株は初めて見ました。












アケボノソウ


 まだおしべが残っていた株













<ジャコウソウ>・・・終盤

ジャコウソウ

 最初見つけた所は全部散っていましたが、その先にまだ花が残っている所が有りました。








ジャコウソウ


 花の中は面白い構造をしています








<ツルリンドウ>

ツルリンドウ


 以前は沢山見られたのにずいぶんと少なくなってしまいました。








ツルリンドウ(実)










<その他出会えた花>

アキノキリンソウ














アメリカセンダングサ














オクモミジハグマ














カントウヨメナ










キッコウハグマ(蕾)


 花が開くにはまだ時間が掛かりそう。













キツネノボタン











キツネノマゴ











キバナアキギリ















キンミズヒキ











コウヤボウキ









コセリバオウレン(実)


 独特の形をしています。













コセンダングサ











ゴマナ















サラシナショウマ











シュウブンソウ(実)











シラヤマギク















シロヨメナ
















タニソバとセスジツユムシ











チヂミザサ














ツリフネソウ










トネアザミ














ノササゲ(実)










ハキダメギク










ヒメジョオン











ヒメジソ
















ミツバアケビ(実)


















ミヤマシキミ(実)


















ミヤマヤブタバコ


























モミジガサ


















ユウガギク












2024年10月11日金曜日

栃木県矢板市八方ヶ原の山の駅周辺コース散策とスッカン沢:センブリ、リンドウ、ウメバチソウとダイモンジソウ群生他

 2024年10月11日(金)

天気:曇り 気温:12℃(9:26 山の駅たかはら駐車場)/15℃(15:10 スッカン沢駐車場)

所要時間:山の駅周辺→2時間6分/スッカン沢→1時間58分(ゆっくり写真を撮りながら)

総歩行距離:山の駅周辺→3.5km(ほとんど平坦な道)/スッカン沢→3.5km

 今回は栃木県矢板市の八方ヶ原を散策して秋の花を探してみる事にします。

 八方湖が立入禁止になってしまったので、今まで歩いた事が無い放牧場の辺りの「山の駅周辺コース」と車で移動して那須塩原市の「雄飛の滝線歩道(スッカン沢)」を歩いてみる事にします。

参考資料:八方ヶ原周遊マップへのリンク

https://happyhappo.net/map/

 自宅を6時に出発して通勤渋滞やはみ出し禁止で制限速度を大幅に下回る車にも耐えて3時間半弱で「山の駅たかはら」の駐車場に到着しました。

1.山の駅たかはらに駐車して山の駅周辺コースを散策

駐車場のモミジの紅葉



ここは標高1,000mを越えるのでモミジの紅葉が始まっていました。

登山靴に履き替える足元を良く見るとセンブリが咲いていました。







山の駅たかはら

一部ぬかるんでいる所や石ころ道を歩くので、登山靴で正解でした。









放牧の牛


 放牧中の牛は人が近づくと気にする様なので静かに通り過ぎます。








衛生管理区域


 感染症予防の為に柵で立入禁止になっています。








ツマグロヒョウモン?

 色々な蝶が飛んでいます。

 ぱっと目についた物だけ撮影しましたが、名前は怪しいかも知れません。







モンキチョウ?


ウラギンスジヒョウモンとアカタテハ?


この先立入禁止


 この先立入禁止のため、標識に従いストーンサークルの方へ左折します。








ストーンサークル











展望台からの眺め


 山の駅で昼食の予定なのでここで戻る事にします。








展望台の案内図











りんごのお土産


 山の駅で昼食・おみやげ購入の後、スッカン沢へ車で移動します。









2.車でスッカン沢駐車場へ移動し散策

出発前に案内板を確認(山の駅公衆トイレ前の看板)
















スッカン沢への県道56号は鹿の飛び出しに注意です。3回鹿に遭遇しました。

地元の方によると、ここも御多分に漏れず鹿の食害がひどいそうです。

1回目    直前飛び出し

2回目    道の真ん中で通せんぼ

3回目    道路脇

駐車場の周辺案内図拡大






















駐車場の案内板














上流側の眺め

 駐車場奥の階段を下りると上流側が臨めますが、直ぐに行止りでした。








雄飛の滝線歩道入口


 雄飛の滝線歩道入口は駐車場の反対側に有り、階段を下って行きます。







急な階段を下る










下りた所の案内板


沢沿いの道










スッカンブルー(青白く見える沢水)











素連の滝


 まだ紅葉していないのが残念です。







スッカンブルー(青白く見える沢水)










仁三郎の滝














雄飛の滝展望台










雄飛の滝


 地図を見ると、この先は階段を沢に下り、橋を渡って直ぐに通行止めです。

 時間も無くなってきたのでここで引き返す事にします。

 ここで紹介したのは滝の一部のみです。沢山滝が有ります。


 帰りはこんな時期でも遊歩道にまだヘビが出ました。

 まだ紅葉が始まっていなくて残念でしたが、夏の沢沿いも涼しくて一面のイワタバコが咲いて散策に良い様です。





 ここは人が少なく、すれ違う人の柔軟剤で気持ちが悪くなる事も無く、爽やかな気分で帰る事が出来ました。


<1.山の駅周辺コースで出会えた花>

アキノキリンソウ














ウメバチソウ














オオノアザミ















オヤマリンドウ


 まだ蕾を持った小さな株も多数見られました。








ガマズミ(実)










ゲンノショウコ










センブリ



 駐車場の芝生に咲くセンブリは株が小さい








センブリ


 放牧場の方に咲くセンブリは株が大きい













ニガナ















ノコギリソウ
















ノコンギク










フユノハナワラビ














フランスギク















ヤマツツジ(狂い咲き)










<2.スッカン沢で出会えた花>

アキノキリンソウ














イヌタデ














イワタバコ(葉)










オヤマボクチ














サジガンクビソウ










シロヨメナ














ダイモンジソウ










ダイモンジソウ















トネアザミ















ナギナタコウジュ















マルバフジバカマ











モミジガサ















ヤクシソウ














思ったよりも沢山の花が有りました。