2020年11月5日(木)
天気:快晴 気温:5℃(8:16 茗荷林道ゲートにて)
所要時間:5時間44分(昼食、休憩、撮影時間を含むゆっくりペース)
総歩行距離:7.1km(GPSログ)
八溝山の表側は山頂近くまで車で登る事が出来て観光地ですが、裏側では静かな天然林が保護されている所が有り、自然も豊かです。こちらは以前は遊歩道として整備されていた様ですが、現在は整備されていないので登山の装備や知識が必要です。
人に会うのが嫌なので、今回静かな茗荷林道から天然林の黄葉を見に行く事にしました。人家が無くなってからは誰にも会わず貸し切り状態でしたが、最近熊の出没が多い様なので、熊鈴と笛の併用で熊に会わない様に用心しました、
<本日の行程>
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茗荷林道ゲート
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県道196号石井大子線を上茗荷のバス停で折れて狭い道を走ってくると二股に分かれる所が有り、左に数台の駐車スペースが有ります。この先はゲートが両方とも閉まって一般車両進入禁止です。
前回8月に訪れた時は途中で伐採作業中でした。重機が道路を塞いでいても通してもらえましたが、今回は作業が無くすんなり来れました。
ここに車を置いて左の林道を終点まで歩いて行きます。途中の木に来年収穫予定の札が有りますので、作業が始まると歩行者も入れなくなるかも知れません。
林道沿いは広葉樹の黄葉で快晴の日を浴びてきれいです。
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茗荷林道
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この辺りは道も良いですが奥の方は石がゴロゴロしていて歩きづらい所も有ります。
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茗荷林道
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右側は植林された木で緑ですが左は黄葉しています。
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茗荷川
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静かで茗荷川の水音しか聞こえません。
奥の方は小さな滝の様な所も有り、水音が激しくなります。
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茗荷林道終点
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正面に看板が見えると林道の終点です。
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沢の向こうに道が見える |
沢の向こうに道らしき物が見えますが崩れていて沢から上がれそうもありません。
(帰りに逆から見たら脇に登れる所が有りました)
行きは沢の中を歩きながら登山道に上る所を探す事にします。
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遊歩道地図
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アカシデ、ケヤキ林木遺伝資源保存林に向かって行きます。
途中案内板等有りませんので、地図とGPSで確認しながら進みます。
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記念碑 |
沢に降りる右側に記念碑が有ります。
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沢の中を歩く |
沢の中を歩いて左の登山道に上がれる所を探しましたが、簡単に登れる所は無く、かなり急な所を木につかまって登りました。
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沢沿いの遊歩道
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イワウチワの群生(今は葉) |
途中遊歩道脇に冬でも枯れないイワウチワの葉が沢山見られました。
沢沿いの遊歩道を沢を右に左に渡りながら進みます。渡りやすい所の向こう側の木に目印のリボンが有り助かります。木には名札が付けられています。
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八溝山天然林 ふくしまの遊歩道50選 |
やがて沢が二股に分かれている広い所に出ると看板が有ります。
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巨木 |
良い時間になったので巨木の近くで昼食のおにぎりを食べる事にします。
初めてのコースで時間を食ってしまいました。今は日の入りが早く、お土産も買いたいそうなので、ここで折り返して帰る事にします。
<帰路>
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朽ちた橋 |
行きと同じ所で急斜面に木の橋を渡した所です。木が腐っていて、今にも抜けそうです。一人ずつ山側をそっと渡りました。
帰りは紅葉を眺める余裕も出てきましたが、モミジはまだ緑色でした。
往路で沢の中を歩いた遊歩道部分です。草むらになっていて引っ付き虫だらけになりました。
沢に降りる所を探しながら終点まで来てしまいました。
良く見ると対岸にリボンのマークが有り、そこなら楽に上がれそうです。こちら側も崩れた脇に降りられる場所がリボンで表示されていました。
後は林道を熊に気を付けながら歩いて行くだけです。
<出会えた花>(アザミと菊は時間の都合で省略します)
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オヤマボクチ
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キツネノボタン
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ゲンノショウコ |
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コメナモミ
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サワハコベ
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サルトリイバラ(実)
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タマブキ
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良く見るとムカゴが付いています。
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ダイコンソウ
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ツクバトリカブト
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ツルリンドウ(実)
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ナガミノツルキケマン
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ナガミノツルキケマン(拡大) |
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ヒカゲミツバ
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フクオウソウ
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フシグロセンノウ(狂い咲き)
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フトボナギナタコウジュ
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ベニバナボロギク
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ミミコウモリ |
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モミジガサ
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ヤクシソウ
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ヤマハッカ
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帰り道の国道118号沿いで最初のリンゴ直売所に寄りましたが、今年はカメムシにやられて収穫が少なく早々と閉めている店が多いそうです。案の定その後開いている直売所は一軒も無くここに寄って良かった。
その後納豆屋さんにも寄りましたが、コロナの影響で閉店時刻が早まっており、登山を早く切り上げて帰ったので購入する事が出来ました。
誰にも会わずに爽やかな空気をたっぷり吸って体調も良好で帰る事が出来ました。春は花が多そうなので、来年の春が楽しみです。
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