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2013年1月21日月曜日

宝篋山(ほうきょうさん)の残雪と春の息吹

2013年1月21日(月)
天気:曇り後晴れ 気温:0℃(8:39 宝篋山小田休憩所にて)
残雪の状況:標高の高い所で多少の残雪が有りますが同行者は運動靴でも歩けました
所要時間:5時間29分(昼食、小休憩、撮影時間を含む、ゆっくりペース)
総歩行距離:8.1km

 今晩はまた雪になりそうなので、今日出かける事にしました。19日に妻が小田休憩所に問い合わせたところ、アイゼン無しで大丈夫との事でしたので、通常の冬の低山対応の服装です。
-1℃の自宅を7:30に出発し、私達夫婦とSra.Sの3名で出かけます。

 宝篋山(ほうきょうさん)は小田山とも呼ばれ、筑波山の東にそびえる標高461mの山です。鎌倉時代の遺跡や自然を楽しめ、最近は人気が出て休日には駐車場が満車になる程です。登り始めの標高が30m位なので、標高差が430m位ですが筑波山と比べ、ケーブルカーやロープウェイは無く自力で登る必要が有りますが、岩場はほとんど無く登山道もNPOで整備されているので、安心して登る事ができます。
 登山コースは6コース有り、そのうち3つのコースは小田休憩所がベースです。小田休憩所には飲料の自販機が有りますが、その先山頂まで自販機やお店も無いので、注意が必要です。トイレは小田休憩所(利用時間9:00~16:30)と山頂直下に有ります。
宝篋山のハイキングマップとコース案内・アクセスマップはこちら→つくば市観光物産課の資料
 なお、小田休憩所には上記ハイキングマップや鎌倉時代の遺跡を訪ねる小田マップ、小田城跡の資料等パンフレットが有ります。

 今日のコースは、小田休憩所に駐車し、極楽寺コースを登り、下りは尖浅間(とがりせんげん)を通る常願寺コースです。両コースとも沢沿いで小さな滝が多いコースで、夏は水音も涼しく、冬は風が来ないので暖かく感じます。

<本日の行程と景色>

小田休憩所 8:58出発                     駐車場から見る宝篋山












  ↓
石造地蔵菩薩立像(せきぞうじぞうぼさつりゅうぞう)    地蔵菩薩立像解説板











湯地蔵とも呼ばれる。
写真をクリックすると大きいサイズで表示します。鎌倉時代1,289年の作で県指定文化財です。


  ↓
石造五輪塔                                  五輪塔の解説板











五輪塔へは途中で標識に従って左に入っていきます。





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慈悲の滝                          五条の滝















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こころの滝                        白滝















  ↓
葵の滝                             純平歩道に合流 10:04
ベンチが置かれて滝を眺めながら
休憩できます。
右の山頂方面へ。
ここからは沢と分かれます。















  ↓
富士山スポット                           今日は霞んでいる富士山












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登山道の残雪                            こぶしの森展望所 10:44













  ↓
登山道の残雪                          山頂下のトイレ 10:57
真ん中の大きいのがバイオトイレ。
仮設トイレが3台増えてました。













   ↓
宝篋山山頂461mと宝篋印塔 11:05             宝篋山から望む筑波山
山頂の宝篋印塔は鎌倉時代中期に造られた
とみられ、この頂を仰ぎ見る処の一切の
生類の成仏を祈願しているそうです。
















日光方面
山頂のテーブル付ベンチで景色を眺めながら昼食です。山頂に着く頃には残念ながら富士山は見えなくなりました。
条件が良いと、遠くの山々やスカイツリーもきれいに見えます。












山頂出発 11:47
  ↓
尖浅間への登り                     尖浅間(とがりせんげん)山頂 12:39











滑らない様に慎重に急坂を登ります。




雅の滝                          純平歩道合流 13:04
















  ↓
くずしろの滝                         天狗岩










 


沢の小道を歩きます
  ↓
宝命泉                             宝命の滝













最後は畑と田んぼの道です
  ↓
田んぼ道から宝篋山を望む                  常陸の国 三村山 清冷院極楽寺群











1,300年頃は右の想像図(小田休憩所の庭に有る看板)の様な景色だったようです。

  ↓
小田休憩所着 14:28
今回は撮影する花も少ないので早く戻る事ができました。
休憩所では自動販売機の缶コーヒーを飲みながら休憩し、 東郷さんに宝篋山と小田地区の見どころや歴史を解説して戴きました。筑波山より素晴らしい夜景が見られるそうですので、今度条件の良い時に行ってみたいと思います。



<出会えた花や種>
オオイヌノフグリ                                                             コウヤボウキの綿毛
田んぼのあぜ道に咲いていた小さな花です。

















コクランの葉と種                         コハコベ
去年の実が残っています。
目立たないので、よく見ないと
見つかりません。
田んぼのあぜ道に咲いている小さな花です。










                         






シュンランの花芽

宝篋山では3/末~5/初にかけてシュンランの花が見られますが、今は花芽で準備中です。
根元の右下に花芽が見えます。














ホトケノザ                                  ミチタネツケバナ
田んぼのあぜ道に咲いていた
小さな花です。
田んぼのあぜ道に咲いていた
小さな花です。ヨーロッパ原産の
帰化植物だそうです。














ミヤマウズラの葉                    ミヤマフユイチゴの実
去年は花が咲いている株が
少なかった。今年はどうでしょうか?
宝篋山では実が残っているのが
よく見られます。














以上です。

<あとがき>
 1/22~30日までつくばエクスプレスの研究学園駅近くの「イーアスつくば」2Fで宝篋山写真展が開かれていますので、宝篋山の風景やすばらしい夜景等の写真が見られます。
22日に行きましたが、富士山とか夜景のきれいな写真が印象的でした。

 その時展示されていた花(下の写真)で、名前を係りの方にお聞きしたら不明との事でしたので、妻が帰ってから調べたらセンダンの花でした。


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