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2015年8月19日水曜日

三岩岳2,065m:日帰りで途中1,740m迄登る

2015年8月19日(水)
天気:薄曇り 気温:20℃(8:19 駐車場所標高770mにて)/26.2℃(12:30 標高1,660m地点にて)
所要時間:6時間47分
総歩行距離:9km
標高差:970m

 尾瀬に山小屋泊まりで出かけたらいろいろな高山植物が見られるでしょうが、合成香料アレルギー(化学物質過敏症の一種)の私は不可能です。木道で会う人、山小屋で一緒になる人が香りの強い柔軟剤等を使用していると、咳、頭痛、極度の疲労感等で動けなくなり山小屋で遭難という笑えない事態になります。→国民生活センターの柔軟剤の香り成分分析結果から調べた毒性

 尾瀬に近く今まで知らなかった三ツ岩湿原を「南会津湿原マップ」で知り、ここなら余り人が来ないだろうと、来年の花の季節に備えて下見することにしました。このコースは平成7年福島国体の山岳競技会場で、急登続き健脚向きのタフなコースということで、どこまで行けるか試してみることにします。

<参考事項>
・三岩岳(三ツ岩岳)情報(福島県の山:個人のサイトですが情報が充実)・・・リンク
・駐車場所・・・予めGoogleのストリートビューで場所を探しておいて、登山道入口の一番近い所
        に駐車した。
         他にも田島側の国道左右に数台ずつ停められる所が数箇所有り。また、田島から
        向かった場合、最初のスノーシェードの真ん中辺りで左折して20台、またその先にも
        有ります。(現場は確認していない)
・トイレ・・・登山道入口付近や登山道途中には有りません。昼食調達のコンビニを利用。
・危険・・・今回歩いた所では、谷に滑落する様な崖は有りませんが、登山道が急で滑ると登山道
     を滑落する危険が有ります。ペットボトルを落としてしまったら、登山道をかなり下まで
     落ちて行きました。
      登山道はくねくねした所が無く、尾根伝いに直登で分かり易いし怪しい枝道も無いので
      分かり易い。その分、急登続きで平坦になって疲れが取れる様な所はほとんど無い。
・携帯・・・アンテナ3本で安定
・水場・・・今回歩いた部分には無かった
・ヘビ・・・マムシに2回遭遇しました
アブ・・・・車から降りた途端にアブがブンブン飛んできて歓迎してくれました。すぐに虫よけスプレー
      をして、後で蚊取り線香も点けて登りましたが、高度の低い部分ではしつこくまとわり
      ついてきました。効果は不明ですが、一度も刺されはしませんでした。
・コース・・・今回のコースの他に、黒桧沢を渡って、旧道分岐で合流するコースが有りますが、
      現在一本橋が撤去中で、登山靴では渡れないとの事でした。このため当初こちらを
      登って、下りに今回のコースを利用する予定でしたが、登りも同じコースにしました。
      問い合わせ先:南会津町伊南観光センター 0241-76-2517

<本日の行程>
GPS記録データ






























この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。

国道352号線脇の駐車スペース 8:36出発
駐車場所(桧枝岐に向かって)

向こうが桧枝岐方面です。
トンネルの様に見えるのがスノーシェードです。
スノーシェードに向かって行くと、右側に登山道入口が有ります。














 ↓
国道脇散策
 ↓
登山口 標高770m 8:43
旧道・国体コース入口

国道脇の登山口には、
第50回国民体育大会「ふくしま国体」山岳縦走競技コース 三岩岳~窓明山
平成七年十月
と書かれた大きな看板が有り、目立ちます。

この先、いきなり見上げる様な急登です。










 ↓
無線中継所 9:03
無線中継所




























 ↓
旧道分岐 11:00(登山口からのコースタイム110分/実績137分)
旧道分岐の案内板

小豆温泉登山口からの黒檜沢コースと合流しました。

写真の様な金属製の案内プレートが有ります。











 ↓
途中で昼食・休憩 12:16~41
 ↓
標高1,740m地点で折り返し(時間切れのため) 12:52
          登山道脇に湿原植物が見られる様になってきましたが、まだまだ登りが続きます。
          今日は日帰り装備なので、ここで折り返します。
 ↓
旧道分岐 13:40~45
 ↓
無線中継所 14:53
 ↓
登山口 15:10(旧道分岐からのコースタイム70分/実績85分)
 ↓
国道脇散策
 ↓
駐車スペース 15:23


<咲いていた花>・・・アイウエオ順
アキノキリンソウ
イタドリ




























ウド
オトギリソウ




























オトコエシ
キンミズヒキ




























クロバナヒキオコシ(拡大)
クロバナヒキオコシ























ゲンノショウコ
コウゾリナ




























シャクジョウソウ
タケニグサ



























ツルアリドオシ(雌花)
ツルリンドウ




























ナンブアザミ
ヌスビトハギ


















ヒヨドリバナ




























ホツツジ
ホツツジ



























マルバハギ
ミヤマウズラ




























ヤブジラミ
ヨツバヒヨドリ























リョウブ


<葉や実で分かった物>
アリドオシラン、イチヤクソウ、イワウチワ、イワカガミ、イワナシ、ウスノキ、オオカメノキ、オサバグサ、ガマズミ、クルマバハグマ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シシウド、タケシマラン、ツクバネソウ、ツバメオモト、ヌマトラノオ、マイヅルソウ、マルバイチヤクソウ、ミツバオウレン、ヤマサギソウ

<あとがき>
 登山道に入ってから戻ってくるまで誰にも会わない静かなコースでしたが、傾斜はきつくロープや鎖も無いので、花は多いけど梅雨時は滑って大変かもしれません。今回は花の時期ではなかったですが、汗びっしょりでもその辛さを忘れるほど色々な植物が見られ、花の季節には期待できそうです。次回は花の時期に、時間にもっと余裕を持って、ぜひ湿原までたどり着きたいと思います。

 帰りは行きの時に気になった道路脇のトマトの直売所に寄りました。4時間以上の長距離運転になるので、道の駅田島にも寄ってソフトクリームを食べて寒くなり、ホットコーヒーで目を覚まして、野菜をおみやげに帰りました。

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