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2012年11月8日木曜日

紅葉の大子町生瀬富士・立神山登山と矢祭山散策

2012年11月8日(木)
天気:霧後晴れ  気温:5℃(7:30 袋田滝本町営第一駐車場、標高約110mにて)
所要時間:6時間24分(大子町、駐車場出発から戻るまで)+1時間24分(矢祭町、散策時間)
                                     車の移動時間39分は除く
総歩行距離:(大子町 7.9km+矢祭町 3km)

 紅葉見物に茨城県大子町の生瀬富士(なませふじ)406m~立神山420mに登り、袋田の滝を崖の上から見下ろす地点まで行ってみます。これらの山は、袋田の滝に向かって左側に見える、紅葉の見事な切り立った崖の山です。一見登れそうも無い山ですが、尾根伝いに登山道が有ります。但し、崖の山ですので、鎖場(一箇所のみ)やロープを頼りに登る(多数有り)急坂が多い所で、一歩間違えば天国行きですが、高さも低いので登山の基本を守れば手軽に醍醐味を味わえる所です。生瀬富士までは標識も完備されていますが、その先は分岐の標識は有りますが踏み跡が頼りの所です。
 このルートは去年12/5(←リンク)にも行ったのですが紅葉は終わっていました。今回はちょっと早めですが、紅葉の見頃情報の福島県の矢祭山にも足を伸ばして行ってみたいとの希望でしたので、この時期に計画しました。

 2箇所を回るので早朝5時半に自宅を出発し、早目に駐車場に到着しました。駐車場に着くと、こんなに早くても先客が居て、すいませ~んと寄ってきました。バッテリーが上がって動けなくなっているそうで、私も昔会社の帰りに夜中に助けて貰ったので、気持ちは分かるのでバッテリーを貸す事にしました。私の車は大きなバッテリーなので、寒かったですが一発でエンジンが掛かり余り時間も取られずに済みました。ちょっと遅れて出発です。

<本日の行程と紅葉>


生瀬富士・立神山登山のGPS軌跡(赤い線)
このルートは、国土地理院の地図には登山道の記載が生瀬富士山頂の手前までしか有りませんが、実際には登山道は有ります。

この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものであり、そのデータをカシミール3Dのソフトで加工した。






袋田滝本町営第一無料駐車場に駐車し出発 7:44
奥の茶色の建物は水洗トイレです。この先途中にトイレは有りません。
「観光いばらき」によると、この町営無料駐車場は50台ですが、滝の見学には遠い(1km)です。この手前町営第二無料駐車場は220台ですが、更に滝から遠く(1.5km)なります。滝の近くには有料駐車場が沢山有ります。

但し、生瀬富士の登山には登山口に一番近い(道路反対側が登山口)のがこの場所です。
下の場所をクリックして表示される地図はこの駐車場の位置です。



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生瀬富士登山口                             登山口入口から見た駐車場









登山口は駐車場の道路反対側、滝の反対側に少し戻った所です





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山道の入口













広い道を真っ直ぐ進むと山道への入口に来ます。
至生瀬富士の標識に従い、ここを直進して山道に入ります。




途中の標識
生瀬富士まではこの様な標識が有りますので安心です。
但し、下の写真の立神集落への分岐の所には標識が有りませんので要注意。












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立神集落への分岐・・・要注意・写真参照
ここには標識が無く、先を行く妻はこれを見落として直進してしまいました。ここは右折します。
左側の木にこの表示が有るので見落とさない様に要注意です。













木の向こうに見える雲海
朝は一面にガスが掛かっていたのですが、晴れて雲海になりました。幻想的な光景です。














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ロープで登る急坂と鎖場


















 生瀬富士の山頂手前にはロープの急坂と鎖場が有ります。鎖場は一本の鎖をつかんでエイヤッと登ります。妻はロープは難なく登れましたが、鎖場は思案中です。
 足を掛ける所が無いので、消防士が壁を登る様に、体を岩から少し離して足を突っ張って登ります。 妻は3回目の挑戦で成功して、もうすぐ山頂です。


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生瀬富士山頂 406m                        木につかまって撮影



















山頂は狭い所で、すぐに絶壁になります。写真を撮る時は要注意です。
標高は国土地理院の地図では406mとなっていて、三角マークはもう少し北に延びた鋭い岩山の方になっています。

先の方まで行ってみます。鳥になった気分。









最北端はもう少し先ですが、風が出てきてバランスを崩すと天国(地獄?)行きなので、今回はここで引き返します。




生瀬富士山頂の眺望


















登山道に戻ります
戻るときも慎重に。


この先は、分岐の所以外は標識が有りません。尾根伝いなので余り迷う事は無いと思いますが、踏み跡やリボン等の目印が頼りです。










登山道から見る紅葉                             もみじの紅葉















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立神山 420m                        立神山頂から見る生瀬富士




















立神山からの下り                             右側は絶壁














急坂をロープに助けられながら下ります。
昨夜は雷雨だったそうで、滑りやすく慎重に下ります。
暫く下ると尾根道に出て、右の写真の様に右側は絶壁です。

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かずまの分岐
ここを直進して袋田の滝上に行ってから、折り返してここまで戻ります。その後は滝本方面に下ります。

袋田の滝上からずっと直進して生瀬滝の上まで行き、川を渡るルートも有りますが、水量が多いと渡れません。
昨年来た時は、水量が多くて上流の橋まで大回りをしました。その後生瀬滝上流対岸から袋田の滝に川沿いに抜ける道が有りましたが、崩れて危険なので途中から引き返して大回りをして駐車場に戻りました。



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袋田の滝上









最初のビューポイントと対岸の月居(つきおれ)山です。




滝の真横のビューポイント



















木につかまって落ちない様に撮影しました。

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かずまの分岐に戻る・・・滝本方面へ

荒れた急坂を下る                     砂防ダムの上を渡る













この道は地図で見ると崖の所になっています。左の写真は撮影角度で緩やかに見えますが、実際はかなりの急坂で、ロープをつかんで下ります。最後の方では砂防ダムに突き当り、道が無くなりました。周りを良く見ると赤いリボンが見えたので、砂防ダムの上をリボンの方向へ歩きます。



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滝本









最後はコンクリートの縁を通って藪を突っ切って道路に出ました。かすかな踏み跡しか無かったですが、リボンのマークが有ったので滝見館の裏手に出られましたが、手袋やズボンはひっつき虫だらけでした。滝見館の庭ではトランペットの花が満開でした。
この後は滝に向かう道路を駐車場まで戻ります。


歩いてきた所を下から眺めながら帰ります









こうやって見ると、よく歩いたな~という感じがします。



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町営駐車場に戻る 14:07
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<車で県境を越え、福島県の矢祭山へ>
時間も余り無いので、矢祭山さんぽコースと夢想滝への往復とします。

矢祭山ハイキングコース案内(写真をクリックすると大きいサイズで表示)














矢祭山駅横の無料駐車場を出発 14:46


水郡線の電車
矢祭山駅に水郡線の電車が入ってきました。














あゆのつり橋と紅葉                    つり橋から見る紅葉














絵に描いた様なきれいな色です。




サケの溯上                          久慈川両岸の紅葉









サケがたくさん泳いでいました。





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夢想滝と不動尊




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散策路(あゆのつり橋~新夢想橋)を一周

















大だるま岩と紅葉
日が傾いて日陰になったのが残念です。















夢想園の紅葉















矢祭山公園の紅葉















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駐車場に戻る 16:10
駐車場前のお店で焼饅頭、団子とコーヒーで一服してから帰路に就きました。
途中でりんご直売のお店に寄っておみやげのりんごを購入。私達は最後の客で、試食用のりんごを全部戴きお腹一杯になりました。その後いつもの納豆専門店に立ち寄り試食・購入して帰りました。


<出合った花々>名前の特定できた物のみ、アイウエオ順で場所は保護の為に非公開

アキノキリンソウ                             アキノタムラソウ




















イワタバコ(葉)                                  イワヒバ
















オケラ                                    オヤマボクチ




















カシワバハグマ                             カメバヒキオコシ





















ガンクビソウ                        キツネノマゴ





















クサノオウ                                  コウヤボウキ




















シロヨメナ




















センボンヤリの実                            センボンヤリの実




















ダイモンジソウ                              チャノキ





















ツクバネ(実)                               ツクバヒゴタイ




















ツルニンジン(実)                            ツルリンドウ(実)




















トネアザミ                                 ノキシノブ





















フユノハナワラビ                             ベニバナボロギク




















マルバルコウ                               ユキアザミ




















リュウノウギク                              リンドウ



















<出合った動物たち>
キジ 一匹
へび 一匹・・・マムシの様でした。
         筑波山の自然図鑑によると、筑波山でちょっと場所が違いますが、マムシの
         見られる時期は11月までとなっています。まだ注意が必要です。

以上、最後までご覧戴き有り難うございました。

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